経年変化と向き合う

 

まずは出店のお知らせから

 

4月11−12日 ART&CRAFT 静岡手創り市 2020春

場所:靜岡縣護國神社

 

今回のテーマ(工芸クラフト部門)は 「経年変化」

 

昨年発表されたこのテーマ。 

多くの作り手たちが 何かしらの想いがあると思います。

 

古びたものへの憧れ、このままであって欲しいイロ.カタチ、 

早く成熟して欲しい下ろし立ての姿、、、

 

作ることを選んだ私はその責任があります。

それは時に重く。

このテーマが発表され、さらに毎日考えることとなります

考えても考えても浮かんでくるのは以前お世話になった

バッグ企画問屋の社長の言葉の数々、自分でも驚きました。

 

 

それは、毎日の朝礼。

という名の「社長の武勇伝を聞く時間」 

 

 高度成長期を切り開き、やっとの思いで百貨店との取引も安定してきた頃に直面したのが

 PL法(製造物責任法)の施行です。

 職人たちによる一つ一つ魂のこもった表情のある製品、革の魅力である風合いとその変化は 

 その法律の出現により一瞬にして劣化とされたそうです。

 取引先は激減

 それから素材の知識、技術の追求と徹底した責任に応え続け 

 信頼関係を築き必死に積み上げてきて今、そしてこれから・・・

 

といった内容だったと  思います。

たぶんもっと大切なことがいっぱいあったはずなのですが

ごめんなさい。

私にはこのように届いていました、そしてその記憶もだんだん古ぼけてしまっています。

自分では体験できない貴重な話の数々、もう聞くことはできません。

武勇伝とか言ってしまって・・・

 

人の話をよく聞きなさい

もう1億回くらい我が子に言っていますが 本当は自分に言っています。

 

 

そんな私は今、数社の革を扱っております。

いわゆる使い込むほどに風合いが増すタンニンなめしの革と、

化学薬品・顔料染によって一定の美しさを長く保つことが魅力のクロムなめしの革

一見 相反する様でいて いずれも高みを目指し より永く愛用していただける製品を作る想い

それはどちらも同じように感じています。

 

時は移ろい 価値観は常に変化してゆきますが 日々をより良くしてゆきたいという気持ちは

誰もが抱いていると 思います。

その積み重ねが こころ豊かになりますように

小さな作品ばかりですが そのような気持ちに添えられるような物を 作り続けてゆきたい。

 

そんなことを応募用紙にも書かせていただいた次第です。

お付き合いくださりありがとうございます。

 

静岡手創り市 2020春

みなさま

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

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